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手仕事で築いた信頼関係と
絶えない向上心

修繕師
桶谷 さん
2001年入社

PROFILE

「まずはやってみる」チャレンジ精神が旺盛で、この道40年以上のベテラン職人。好きなことはお祭りとゴルフ。

RECRUIT

Interview

インタビュー

修繕のやりがいと手仕事の誇り

学生時代、アルバイト先の貴金属製造会社に就職したのをきっかけに、40年以上この業界にいます。特に金属を溶かして型に流し込む鋳造は繊細で、職人の技量が問われるところ。必死に技を磨きました。

中でも最もやりがいを感じる瞬間は、修復作業。お客さんがもう直らないだろうと諦めているものを経験と知恵を絞り出して修繕し、笑顔になっていただける瞬間は格別ですね。新しいものは当たり前に美しいけれど、愛着のあるものを復元することはお客さんの感動が全く違うなと感じます。

それに、当社の魅力は一手間も二手間もかけた丁寧な手仕事。時間も要しますが、それでもお客さんが発注し、仕上がりをみて納得し、そしてリピートしてくださることは何よりの喜びです。

  • 桶谷さん
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作業

仕事の質を育むこだわりと愛情

同じ作業の繰り返しは性に合わなくて(笑)。ここでの仕事は、単調な反復作業ではなく、同じ品物でも修復箇所が異なり、品物のバリエーションも複数あるので、本当に飽きがこないです。

自分の仕事へのこだわりは、お客さんの喜ぶ姿をイメージし、最後までやり抜く姿勢で仕事に臨むこと。その気持ちがお客さんに伝わり、信頼関係が生まれることで、仕事の質も向上していくと確信しています。

新しいものが生まれる中で、古いものが去るというサイクルがありますが、その中で築き上げた知恵や技術は次世代に受け継いでいきたいですね。器用不器用は問わず、ものづくりが好きな人にはぜひこの職場を知ってほしいし、入社していただきたい。

Q. お気に入りの日用品を教えてください
A.「キサゲ」

使い続けて30年以上。金属を切ったり、削ったりするために使われる工具です。絶対になくてはならない、自分の体の一部ですね。