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多様な仏具から培った
ものづくりの奥深さ

修復師
山崎 さん
1997年入社

PROFILE

25年以上の経験をもつ修繕のプロ。高岡銅器の世界に魅了され、仏具の組み立てや緻密な作業に精通している。好きなアーティストはエルヴィスプレスリー。

RECRUIT

Interview

インタビュー

卸売業の仕事からみる仏具の魅力

高岡銅器に関わる仕事がしたくて入社。前職は配送業だったので完全な未経験からの挑戦でしたが、先輩方のおかげで徐々に仕事を身につけていきました。現在は外周りや製品の包装、荷造、修繕などを担当しています。

卸売業で多岐にわたる仏具を取り扱い、宗派ごとに形や色、柄も異なるため極めて多様です。20年以上この仕事に携わりながらも、未だに全ての製品を正確に把握できていないのが実情。特に修繕はマニュアルがなく、これまで培ってきた経験を活かし技法を組み合わて行います。

自分たちの仕事は「自ら考えて取り組むこと」。この姿勢こそ、仕事の面白さの根源です。特に昔の品物は材質や形、素材も複雑なものもありますが、それを自分の手で再生していく過程はたまりません。

  • 山崎さん
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作業

ものづくりの未来をともに築きたい

職場はそれぞれが専門の持ち場に従事し、黙々と作業に打ち込んでいます。少人数で静かな雰囲気が心地よく、合間に社員との雑談が気楽にできるのも魅力ですね。

会話することで異なる感性に触れたり、気づきを共有することは可能性も広がるように感じます。最近は社長を中心にオリジナル仏具やコーヒー器具の開発にも挑戦。自分もこれまでのキャリアやスキルを新たな形に活かしていきたいですね。

未経験でも、当社ならではの職人技を身につけることができますし、きっと人生の糧になる。熱意のある方や少しでも挑戦したいと思っている方と一緒にものづくりの世界を築いていきたいです。

Q. お気に入りの日用品を教えてください
A.「革製品」

基本的にものはギリギリまで使うようにしています。ベルトや財布も、長く使い続けることで愛着が沸き、特に革は経年変化して馴染んでいくのが好きです。